「学校のためのプログラム」

―今日は子どもが褒めてくれました!―

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さる6月20日、横浜みこころ幼稚園の年長さん52人が先生といっしょに「学校のためのプログラム」に参加してくれました。お話を聞くと引率の先生の中に子どもの頃このプログラムに参加したことがあるという先生がいらっしゃるとの情報。子どものアトリエスタッフは是非その先生に、このプログラムに参加して子どもの時に感じたことと大人になって感じたことを伺ってみたいと思いました。
さて、事前に決めたこの日のテーマは「えのぐであそぼう」。子どもたちはさっそく汚れても良い格好に着がえてアトリエに集合しました。最初のメニューは、「魔法のえのぐ」。子どもたちは筆にたっぷりのえのぐをつけて、いろいろなかたちのダンボールに模様を描いてゆきます。

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できたダンボールは隣のスタジオに並べてみんなで魔法のかかるおまじないを唱えました。一瞬にして闇にカラフルな模様が浮かび上がり、静寂のあと「うわ~!」と大歓声が上がりました。

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▲明かりを消すとブラックライトに模様が光ります。▲次は道みたいに並べかえてみました。▲天の川みたいだね。

お気づきの通り"魔法のえのぐ"とはブラックライトに光る蛍光の絵の具のこと。幼稚園の頃、同じ体験をした先生は、「ふだんは光らないえのぐが光ったことに本当にびっくりして、感動したことを思いだしました。心が動く体験を自分と同じように自分の子どもたちにもさせてもらえて嬉しいです」と話してくださいました。
さて、次のメニューは「色つくり」です。今度は赤と青と黄色と白の4つの色を使って自由に混ぜてみます。いわば「色つくりの実験」かな?

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▲「あれあれ、混ぜたら色がかわったよ。できた色でお絵かきしよう!」 アトリエのお姉さんの説明に思わずにじり寄ってしまいます。

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▲どうなった? あ、おんなじだぁ。   ▲うわ~!ピンクになったよー!    ▲柔らかい色の楽しい模様でいっぱいです。

子どもたちは何度も何度も色を混ぜていろいろな変化を発見しました。子どもたちが作った色で、床に引いた大きな紙はみるみる楽しい模様で埋め尽くされ、あっという間に予定の時間は過ぎてしまいました。子どもたちは大きな桶で手足を洗い、この後アトリエの中でお弁当を食べました。「学校のためのプログラム」はこんな感じで一日を美術館で過ごすプログラムです。もしかしたらこの日参加してくれた子どもたちの中にも将来お父さんお母さんになったり、先生になって子どもたちをアトリエに連れて来てくれる人もいるかもしれませんね。

さて、子どもたちが帰ったあと先生方に感想を伺いました。

すみれ組の先生:
「何事にも慎重で、描くのが苦手な男の子が、今日は何も声をかけなくても自分からやっていました。全部で2枚描いていましたが、一枚は全色(7色)を使って丁寧に丁寧に描いていました。最後に『また来たい人?』と尋ねたとき、両手と肘がピンと上に伸びて、おしりもプンと突き出していたので、とても楽しかったんだなってわかりました。

ゆり組の先生(子どもの頃来たことのある先生です。)
日ごろからダイナミックな子どもたちなのですが、大きな紙を見てさらに発想が制限なくのびのびとやっていました。声掛けはあまりしなくても良くて、気が付いたら自分も子どもと一緒に色つくりを楽しんでいました。子どもが「ゾウさんの色になったよ」と見せに来てくれたので「じゃあ、先生りんごの色つくってあげるね。」と言って描いてあげると、今日は子どもが褒めてくれました。自然な流れでやり取りが楽しめました。

主任の先生:
子どもたちが心を開放し、色やかたちを楽しんでいるのがキラキラした表情からわかりました。かけがえのない時間でした。

※「学校のためのプログラム」は横浜市内の幼稚園・保育園、小学校、特別支援学校などを対象とした子どものアトリエの学校連携プログラムです。詳細は こちらをご覧ください。